【一分雑学】儒教の創始者、孔子の名言を20コ紹介
孔子(紀元前551年~79年)は中国の春秋時代(紀元前770頃~紀元前453頃)の哲学者で、儒教の創始者です。
彼の教えがまとめられた『論語』は、孔子とその弟子たちの言行を記録した書物で、儒教の経典の一つです。
『論語』は「仁」を中心とした孔子の思想を伝え、東アジアの文化や倫理に大きな影響を与えました。
その論語から中心に抜粋した名言を20コ紹介します。
1. 「己の欲せざる所、人に施すことなかれ」
(自分がして欲しくないことを他人にしてはいけない)
2. 「学びて時に之を習う、亦説ばしからずや」
(学び、それを時々復習するのは喜びではないか)
3. 「人を信じてやまず、然して後に人を教う」
(他人を信じ、それから教え導く)
4. 「過ちて改めざる、是を過ちと謂う」
(過ちを犯し、それを改めないことが本当の過ちである)
5. 「知者は惑わず、仁者は憂えず、勇者は懼れず」
(知恵のある者は惑わず、仁徳のある者は心配せず、勇気のある者は恐れない)
6. 「三人行えば必ず我が師有り」
(三人が一緒に歩けば、その中には必ず自分の師となる人がいる)
7. 「過ちては則ち改むるに憚ること勿れ」
(過ちを犯したら、すぐに改めることをためらうな)
8. 「吾十有五にして学に志す」
(私は15歳で学問に志した)
9. 「君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず」
(君子は人と調和するが、流されない。小人は他人に合わせるが、真に調和しない)
10. 「学びて思わざれば即ち罔し、思いて学ばざれば即ち殆し」
(学んで考えなければ混乱し、考えて学ばなければ危険である)
11. 「人の己を知らざるを患えず、人を知らざるを患う」
(他人が自分を理解しないことを嘆かず、自分が他人を理解しないことを嘆け)
12. 「義を見てせざるは勇無きなり」
(正しいことを見て行動しないのは、勇気がない証拠である)
13. 「君子は器ならず」
(君子は一つの用途に限定されるような小器用な人ではない)
14. 「朝に道を聞かば、夕べに死すとも可なり」
(朝に真理を聞くことができれば、夕方に死んでも構わない)
15. 「仁者は必ず勇あり」
(仁徳のある者は必ず勇気がある)
16. 「徳不孤必有隣」
(徳があれば孤立しない、必ず同志がいる)
17. 「故きを温ねて新しきを知れば、以って師たるべし」
(古きを温めて新しきを知れば、人の師となれる)
18. 「志学に於いて立つ」
(学問に志を立てる)
19. 「誠なれば、則ち道足る」
(誠実であれば、それが道に足る)
20. 「過ぎたるは猶及ばざるがごとし」
(やり過ぎは、足りないのと同じである)
これらの言葉は、孔子の思想と教えの中核を成しており、現代においても多くの人々に影響を与えています。