【一分雑学】江戸っ子はどれくらい税金を払っていた?
「宵越しのゼニは持たねぇ」というのが江戸っ子ですが、家賃もロクに払えないという、その日暮らしの人も多かったようです。
江戸っ子の税金額
ここまでの説明で察しの良い方ならおわかりでしょうが、お役所の方でもその日暮らしの庶民から税金を取ろうと思っていなかったようです。
納税義務があったのは、持ち家のある人たち、現在の言葉でいえば中産階級以上でした。
つまり、町人の5~7割を占めていた借家住まいの人たちには税金を納める義務がありませんでした。
納税の義務がない代わりに・・・
ただし、納税の義務がない代わりに、市民権がありませんでした。
街役の選挙でも投票できなかったし、祭りや公式行事にも正式には参加することができなかったそうです。