【一分雑学】『エリーゼのために』はエリーゼのための曲ではないって本当?
世界的な作曲家の一人、ベートーヴェン(本名ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン)といえば『楽聖』とも呼ばれています。
古典派音楽の集大成、ロマン派音楽の先駆者とされ、構成の音楽家たちに多大な影響を与えました。
そんなベートーヴェンの代表曲の一つである『エリーゼのために』。
実はこれ、エリーゼのために作ったものではありません。
では、誰のために作ったのでしょう?
エリーゼのためには誰のために作った?
結論から言うと、2つの説があります。
① ベートーヴェンが恋愛感情を抱いていた女性のために作った
② エリーゼではなく、テレーゼのために作った
以下、少し説明を加えます。
① ベートーヴェンが恋愛感情を抱いていた女性のために作った
美しい旋律と繊細なピアノ技巧で知られる『エリーゼのために』は、一般的に女性のために作ったものだとされていますが、それが誰かは今のところわかっていないという説です。
② エリーゼではなく、テレーゼのために作った
ベートーヴェンが楽譜に記した文字が汚くて読みづらく、後の研究者が読み間違えたとされる説です。
なお、こちらは『テレーゼ・マルファッティ』という女性のために作ったとされています。
いずれにしても、ベートーヴェンが大切な人のために作ったということで、あの美しい曲が生まれたことに感謝したいですね。