【一分雑学】初詣で引くおみくじの起源知ってますか?
おみくじと言えば、正月、初詣のときにその年を占う意味で引く人が多いのではないでしょうか?
大吉が出れば、その年は良い年になりそうだと喜び、大凶が出ればちょっと不安になるのが人の常ですが、このおみくじっていつ生まれたものなのでしょう?
おみくじの起源
結論から言うと、神社で引くおみくじは
平安時代、良源(元三大師:912~985年)が作った観音くじ
が原型だと言われています。
以下、少し説明を加えます。
この観音くじですが、比叡山延暦寺の中興の祖で天台宗の僧侶、良源が観音菩薩様に祈念し授かった五言四句の偈文(げもん)百枚が原型です。
偈文(げもん)とは観音菩薩様のお言葉で、良源は百枚の偈文の中から引いた一枚に進むべき道を読み取り、数多くの人を迷いから救ったとされています。
これが、江戸時代になって「元三大師百籤(ひゃくせん)」と呼ばれ、おみくじの元祖といわれるようになります。
今でも全国のお寺や神社で引くことのできるおみくじは、これが元になっています。