【一分雑学】高天原最初の神、天之御中主神をご存知ですか？
ここでは古事記に準拠して解説します。
天之御中主神（あめのみなかぬしのかみ）
- 別名：天御中主尊
- 性別：なし
- 神社：出雲大社、水天宮系、妙見社計など
簡潔に言うと、
最も昔からいる最高神
です。
天上世界である高天原（たかまがはら、たかあまのはら）に初めて現れた神が、この天之御中主神（あめのみなかぬしのかみ）です。
この神に続いて現れる、高御産巣日神（たかみむすひのかみ）、神産巣日神（かみむすひのかみ）と共に、造化三神（ぞうかのさんしん）とされます。
名前からして、『天空の真ん中の主人』と書いている通り、この世の中心を定めた神と言えます。
古事記では冒頭に登場します。
ちなみに、日本書紀では一度も登場せず、一書（あるふみ）（※）の中で国常立尊（くにのとこたちのみこと）のあとに登場しているだけです。
※一書（あるふみ）・・・本文には記述されておらず、日本書紀が参照した別の書物に記されているものを脚注として取り入れたもの。（日本書紀内で参考文献の名前は明らかにされていない）
