【一分雑学】バカもアホも語源は日本語ではない説アリ
バカとアホ。
両方とも人をあざける言葉であり、罵るときにも使う言葉です。
ちなみに、バカは『馬鹿』でアホは『阿呆』と漢字で書きますが、そもそもの語源はご存知ですか?
バカとアホの語源とは
結論から言うと
■ バカはサンスクリット語(古代インド語)の『moha』もしくは『baka』が語源
■アホは、秦の始皇帝が建てた『阿房宮』という巨大な宮殿が語源
という説があります。
以下、少し説明を加えます。
バカの語源、ある説によると・・・
12世紀の中国、南宋時代の中国で編纂された梵漢辞典である『翻訳名義集』の中で『慕何(मोह)』という梵語が『癡』(痴:愚かなこと)と訳されていたそうです。
この" मोह " の音訳である「慕何」が発音的に「バカ」と近かったから語源となったというものです。
ちなみに、" मोह " はmohaと読むそうですが、『慕』は現在では『ボ』と読みますが、昔はマ行で読んでいたようです。
『何』が『カ』とよめることから『モハ』⇒『ボカ』⇒『バカ』と変わったという説です。
バカを馬鹿と書くのは・・・
中国が秦の時代、政治の実権を握っていた丞相、趙高は誰が自分についてくるのか試そうとして、二代目皇帝である胡亥(こがい)に鹿を献上した際、「馬です」と言いました。
皇帝・胡亥は「鹿ではないのか?」と言って、周囲の家臣に同意を求めましたが、権力者である趙高に忖度して、ある者は黙り込み、ある者は「いえ、馬です」とおもねったそうです。
この故事からバカという言葉に『馬鹿』という漢字を当てるようになったそうです。
アホの語源は・・・
『阿房宮』という巨大な宮殿は、始皇帝の死後、楚の項羽に攻められて火を放たれました。
あまりに巨大だったため、鎮火までに三ヶ月もかかったという話から『愚かなこと=阿房』となり、阿呆とも書かれるようになったという説があります。
※どの説も確定的ではありませんので参考までに