経営学の大家 ドラッカーが語る『進むべき道』の名言20選

経営学の大家であるピーター・ドラッカー。

以前より経営学の分野では有名でしたが、2009年に発売された小説『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』で一般的にも知られるようになりましたよね。

そんなドラッカーが様々な著書で語っている『進むべき道』に関しての名言を10コ紹介いたします。

 

 

自分を使って何をしたいか

選択肢を前にした若者が答えるべき問題は、正確には、何をしたらよいかではなく、自分を使って何をしたいかである。

 

職業を選べる悩み

先進国社会は、自由意志によって職業を選べる社会へと急速に移行しつつある。今日の問題は、選択肢の少なさではなく、逆にその多さにある。あまりに多くの選択肢、機会、進路が、若者を惑わし悩ませる。

 

就職は自らの実存にかかわる問題

社会は一人ひとりの人間に対し、自分は何か、何になりたいか、何を投じて何を得たいかを問うことを求める。この問いは、役所に入るか、企業に入るか、大学に残るかという俗な問題に見えながら、実は自らの実存にかかわる問題である。

 

最初の仕事はくじ引き

最初の仕事はくじ引きである。最初から適した仕事につく確率は高くない。しかも得るべきところを知り、向いた仕事に移れるようになるには数年を要する。

 

自由の代価としての責任

今日ふたたび我々は、昔からの問いである一人ひとりの人間の意味、目的、自由という根源的な問題に直面している。世界中の若者に見られる阻害の問題が、この問いに答えるべきことを迫っている。組織社会が、選択の機会を与えることによって、一人ひとりの人間に意思決定を迫る。自由の代価として責任を求める。

 

 

価値観に反する組織にいるべきではない

得るべきところはどこかを考えた結果が、どこかを考えた結果が、いま働いているところではないということならば、次に問うべきは、それはなぜかである。組織が堕落しているからか、組織の価値観になじめないからか。いずれかであるならば、人は確実に駄目になる。自らの価値観に反するところに身を置くならば、人は自らを疑い、自らを軽く見るようになる。

 

辞めることが正しいとき

組織が腐っているとき、自分がところを得ていないとき、あるいは成果が認められないときには、辞めることが正しい選択である。出世はたいした問題ではない

 

植え替えられれば燃える

企業という柔軟で流動的な組織さえ、人を同じ仕事、同じ環境に閉じ込めようとする。閉じ込められているほうは飽きる。燃え尽きたのではない。違う種類の挑戦に応ずべく、新しい環境に置かれること、すなわち植え替えられることが必要なだけである。

 

変化が自らに刺激を与える

自らに刺激を与えるうえでも、ある種の変化が必要である。この必要は、ますます人が長生きするようになり、長く活動できるようになるにつれて大きくなる。変化といっても、かけ離れたところに移る必要はない。

 

心地良くなったら変化を求めよ

日常化した毎日が心地良くなったときこそ、違ったことを行うよう自らを駆り立てる必要がある。

 

 

珠玉の名言の数々ですね。

 

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