【一分雑学】フランケンシュタインは怪物のことではないって知ってる?
映画やアニメに出てくる有名なモンスターといえば、必ず名前が挙がるのがフランケンシュタインではないでしょうか?
つぎはぎだらけの顔面、ところどころ灰色の肌で、頭にネジが刺さった大男というイメージですが、実はこのフランケンシュタイン、本当はそんな名前じゃないって知ってますか?
本物のフランケンシュタインは・・・
結論から言うと、
フランケンシュタインは、つぎはぎだらけの大男の怪物を作った科学者の名前
です。
以下、少し説明を加えます。
科学者ヴィクター・フランケンシュタインは、イギリスの作家メアリー・シェリーが1818年に出版した『フランケンシュタイン』という小説の登場人物です。
この小説のあらすじをとても短く言うと、
『フランケンシュタイン博士が作った身長8フィート(約2.4m)の人造人間は知力体力に優れていたが、つぎはぎだらけの不気味な外見が災いして人間と交流できなかったので、伴侶を作ってくれるよう博士に頼んだものの、約束は果たされず、怒った怪物(人造人間)が人間たちを殺していく』
というものです。
実は、この怪物(人造人間)には名前がついておらず『フランケンシュタインの怪物』『フランケンシュタインの創造物』と呼ばれていました。
それがいつの間にか怪物の名前として広まってしまったということです。
フランケンシュタイン博士は実在しない?
ちなみに、このフランケンシュタイン博士が実在したという説がありますが、現在では否定されています。
そもそも、その説の根拠は18世紀に書かれたという『ヴィクター・フランケンシュタインの日記』というもので、その中には使者を甦らせるという欲望にとりつかれた若者が墓場や死体置き場から死体を盗んで実験を繰り返すという内容が書かれています。
しかし、今ではこれは創作だったということがわかっています。
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