【一分雑学】『あいさつ』に隠されたある意味怖い話
「挨拶することに意味はあるの?」「挨拶してる暇があったら仕事したい」と言い放った若い方が話題になっていましたが、その真意や是非はともかく『あいさつ』することに意味はあると断言できます。
あいさつする意味とは
結論から言うと、
自分の身を守るため
です。
以下、少し説明を加えます。
挨拶の起源とは
挨拶の起源は、殺意を持った敵から身を守る手段です。
突飛なことを言い始めたと思うかもしれませんが、時代は遡って文明の成立するはるか昔、ヒトがサルから分化した頃、人類は家族・親族同士の小集団で暮らしていたとされています。
その頃、他集団は食料を争う敵であり、出会えば警戒し、ときに殺し合う間柄でした。
しかし、敵対だけを繰り返していると、死や不詳のリスクばかり増え、得るものが少なくなる。そもそも相手もどうやら同じ種類の生物らしい。
となると、争う気はないという共通のポーズを作り、連帯しよう。
こんな発想から集団同士で合図を決めたことが、あいさつの起源だと言われています。
このことにより、集団同士の連携を高め、あいさつによって人の数を増やしていった集団はやがて定住するようになり、定住するとそこに文化が生まれ、文明へと発展していくという流れになったわけです。
そんな大げさな話をしなくても、元気良く挨拶をすることで少なくとも悪い印象は持たれなくなるので、何か仕事上でトラブルが起きときに助けてもらえたり、不意にチャンスが巡ってくることもあるので、あいさつは積極的にしておいた方が自分のためになるのでは、と考えます。
年をとって気づいても遅いことなので、若い人にこそ元気良く挨拶することをお勧めします。