【一分雑学】『梅雨』の名前の起源は?

2024年5月21日

長雨といえば日本では『梅雨』と呼ばれ、5月下旬~7月初旬にかけての季節のことですが、なぜ『梅(ウメ)の雨(アメ)』なのでしょうか?

梅雨の語源とは?

諸説ありますが、

・中国の長江流域では「梅雨(ばいう)」と呼ばれ、梅の実が熟す頃に降る雨を意味していた

・カビ(黴)が生えやすい時期の雨を意味する「黴雨(ばいう)」を、語感が良くないため同じ読み方で季節に合った「梅」の字を使って「梅雨」にした

などという説があります。

ちなみに、梅雨を『つゆ』と読むようになったのも諸説あります。

梅雨を『つゆ』と読む理由

日本では江戸時代頃から『つゆ』と読むようになったとされています。

・梅の実が熟して潰れる時期であるため「潰ゆ(つゆ)」を連想した

・梅雨は木の葉や植物に水が滴り、多くの露(つゆ)がついた風景を連想させるため、「露にぬれて湿っぽい」という意味を持つ古語『露けし』から転じて『つゆ』と呼ぶようになった

・実が熟すことを『つはる』ということからきている

 

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