【一分雑学】江戸時代、日本の主な輸出品と輸入品は?

江戸時代といえば、鎖国をしていた印象が強いのですが、長崎だけでなく、対馬や薩摩、松前でも貿易が行われていたことがわかっています。

とはいえ、江戸時代の貿易港としてはやはり長崎の出島が有名です。

そこでは、どんなものが交易品として取り扱いされていたのでしょう?

 

 

 

江戸時代の交易品

結論から言うと

主な輸出品は、漆器・銅

主な輸入品は、生糸・織物・香料・香辛料・砂糖

です。

 

以下、少し解説を加えます。

 

江戸時代の主な輸出品

まず、漆器ですが、これは英語で『ジャパン』と呼ばれるほど日本からの輸出品として代名詞的なものになっていたようです。

あの、マリー・アントワネットも平蒔絵(ひらまきえ)の漆器を化粧箱として愛用していたと言われています。

次に、銅ですが、実は17世紀頃まで日本は世界屈指の銅産出国でした。

オランダまで運ばれて銅相場に影響を与えていたことがわかっています。

 

江戸時代の主な輸入品

主な輸入品として生糸や織物が挙げられますが、それ以外には

  • キャラ・ジャコウ・ジンコウといった香料
  • コショウ・チョウジ・ニッケイなどの香辛料

なども大量に輸入されていました。

なお、コショウは国内であまり使われず、対馬藩が買い取り朝鮮へ転売していたようです。

そして、時代が下ると人気になったのが砂糖です。

ジャカルタ産の砂糖が人気となり、長崎名産のコンペイトウをはじめとした砂糖菓子が全国的に広まったそうです。

 

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