【一分雑学】遺体のない織田信長の葬儀で棺桶に何を入れた?
ご存知の通り、本能寺の変で自害したとされる織田信長の遺体は見つかりませんでした。
その葬儀は本能寺の変から約4か月後の1582(天正10)年10月15日に行われましたが、その際、棺桶には何が入れられたのでしょう?
織田信長の葬儀における棺桶の中
結論から言うと
木像
を入れました。
以下、少し解説を加えます。
葬儀の主催者は時の権力者である豊臣秀吉で、信長の柩は金銀宝玉によって飾られました。
ところが、遺体は見つかっていないので、秀吉は香木の沈香で彫らせた木像を入れて火葬し、その灰を遺骨に見立てて大徳寺総見院に埋葬しました。
ちなみに、この葬儀には信長の息子たち(信雄、信孝)は参列せず、柴田勝家などの織田家重臣も無視して出席しなかったといいます。