【一分雑学】幕末の志士たち、3つの収入源とは
幕末の志士たちといえば、京都で隠密活動をしていたわけですが、一方で花街に繰り出して派手に遊んでいた印象もあります。
それらどちらの活動も元手がなくてはできませんが、一体彼らの収入源はどこにあったのでしょう?
幕末の志士たち主な3つ収入源とは
結論から言うと
- 各藩の機密費
- スポンサーの存在
- 自身の商業活動
です。
以下、少し説明をくわえます。
討幕派各藩の資金援助
①各藩の機密費ですが、志士たちの多くはこれを得ていました。
1862(文久2)年3月の時点で、京都にいた脱藩浪士の数は、薩摩出身者が約2,000人、長州出身者が約1,200名、土佐出身者が5人、肥前出身者が6人と薩長がほとんどでした。
中でも最も多かった薩摩藩は密貿易などでつくった資金で脱藩浪士に資金援助をしていたそうです。
スポンサーは豪商
もっとも有名なのは下関の白石正一です。
自らの夢を高杉晋作に託して奇兵隊のスポンサーになったばかりか、最終的には自身が入隊しました。
商業活動をしていた幕末志士
商家出身の坂本龍馬が海援隊を組織したことは有名ですが、それ以外に安政の大獄で獄死した梅田雲浜も全国を回りながら物産交易で資金調達していました。
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