【一分雑学】ピースサインを広めた首相を知ってますか?
写真に写るとき、無意識にピースサインをする人が多いと思います。
今では色々なポーズがとられますが、一昔前まではほとんどがピースサインだった印象があります。
ところで、このピースサインはVサインとも言われていましたが、いつ誰が始めたものなのかご存知ですか?
ピースサインを広めた首相
結論から言うと
ウィンストン・チャーチル英首相
です。
以下、少し説明を加えます。
チャーチルは2度にわたり首相を務めた歴史上の人物ですが、最初の任期だった1940~1945年はちょうど第二次世界大戦の頃でした。
戦時中、ドイツが攻勢を強め、ロンドンが空襲された後、チャーチルは爆撃を受けた街を視察して回り、そこで葉巻をくわえながらVictory(勝利)を意味するVサインをして見せました。
これは国民へ勝利への意欲と激励を示すもので、彼のトレードマークとなります。
この一連の視察があったおかげでチャーチルは国民的人気を得るに至り、結果として実際にドイツとの戦争に勝利します。
つまり、ピースサインの『V』は元々、Victoryの『V』だったというわけですね。
ちなみに、日本ではVサインがピースサインと呼ばれることの一説として、1970年代にアメリカでヒッピーや反戦運動家たちが、戦争への勝利を意味する『Vサイン』をあえて『ピースサイン』として使ったという説があります。