【一分雑学】サンバとルンバの違い、わかりますか?
『サンバ』と言えば、「サンバ!」の掛け声やビキニスタイルの女性が羽根飾りをして激しいダンスを踊る姿が思い浮かびますよね。
この、サンバと一文字違いの音楽に『ルンバ』というものもありますが、この違い説明できますか?
サンバとルンバの違いとは
結論から言うと
サンバ
⇒ブラジル生まれの民族音楽で、アフリカから連れて来られた黒人どれが打楽器を叩いて踊ったものがルーツ。四分の二拍子のテンポの速い舞踏音楽
ルンバ
⇒キューバ生まれの音楽。アフリカ系住民の間で生まれた。テンポが早い順にコルンビア、ワワンコ、ヤンブーの3種類がある
【注1】1920年代後半、アメリカで商業的にアレンジされたソン、ボレロ、コンガ、ルンバなどを、マーケティング上の事情から全て『ルンバ』と呼んだため、キューバにおけるルンバとは別物になって世界へ広がったという経緯があります。
【注2】ダンスのルンバとは別物です。ダンスのルンバは1940年代後半以降、キューバ発祥のダンスを西洋のダンス界が取り入れて独自の解釈が生まれたものです。
要は、サンバはブラジル、ルンバはキューバ生まれの音楽、ということなのですが、キューバのルンバと他の国の人が思うルンバにズレがある、ということがややこしくしていますね。