【一分雑学】ショートスリーパーは効率悪い⁉ 7時間睡眠最強説
つい30年ほど前には『24時間働けますか?』というCMが流れていたほど、日本には『寝ずに働く』ことが美徳とされる風潮がありました。
今でも、書店には短時間睡眠のハウツー本が並んでいますので、働き盛りのビジネスマンを筆頭に、いかに効率的に時間を使うかを考えることに余念がないと言えます。
しかし、脳の構造の観点から言うと、やはり短時間睡眠は効率が悪いと言わざるを得ません。
約90%の人は一般的な睡眠時間が必要
最初に言っておくと、最適な睡眠時間には個人差があり、ショートスリーパーと呼ばれる6時間未満の睡眠がベストという方も人口の5%程度はいると言われています。
逆に、5%は9時間以上の睡眠時間が必要なロングスリーパーという統計もあります。
ですので、残り約90%の人に向けて述べます。
『一般的に』適正な睡眠時間とは
厚生労働省の調査によると、適正な睡眠時間は
- 10代前半まで・・・8時間以上
- 25歳・・・約7時間
- 45歳・・・約6時間半
だといいます。
とすると、20~40代くらいまでは約7時間の睡眠がベストだと言えそうです。
活動時間が長ければ長いほど疲労回復に時間がかかるというのは、理解しやすいことだと思います。
画期的な科学技術が開発されない限り、日中の疲労を夜の睡眠で解消するという昼行性動物の身体の構造は変わりません。
とすれば、やはりある程度の時間眠る必要があると言えます。
本当に適正な睡眠時間は個人差アリ
とはいえ、適正な睡眠時間には当然のことながら個人差があります。
ですので、朝起きたときの感覚をチェックすると同時に、前日の行動や食生活を確認しながら適正な睡眠時間を見極める必要があります。
ビジネスパーソンとして有名で、『120歳まで生きたいので最先端医療を取材してみた』の著者でもあるホリエモンこと堀江貴文さんは8時間睡眠を推奨していますし、その辺りはやはりご自身の身体に合った睡眠時間を探る必要がありそうですね。
120歳まで生きたいので、最先端医療を取材してみた (祥伝社新書) [ 堀江 貴文 ]