【一分雑学】ハイヒールの誕生はいつどこで?
ハイヒールは、履くと踵部分が爪先よりも7 cm以上持ち上げられる形状の靴で、「高い踵」という意味を持ちます。
その起源にはいくつかの説があります。
ハイヒールの起源はいくつか説がある
ハイヒールの起源を箇条書きにしておきます。
起源400年頃のアテネ説
紀元前400年頃、アテネで背が高く見えるために遊女や男性が履いていました。
15世紀のイタリアとスペイン説
15世紀にはイタリアとスペインでチョピンというファッション用の靴が貴族の女性や高級娼婦の間で流行し、16世紀末には現代のハイヒールが誕生しました。
16世紀のペルシャ説
16世紀のペルシャで馬に乗る際に足が滑らないように考案されました。その後、ヨーロッパの貴族たちの間で流行し、女性のファッションアイテムとして定着しました。
これらを見ると、ハイヒールが生まれた頃は男性も女性も履いていたようですね。
その後、ナポレオン戦争期(1803年 – 1815年)に国民軍が創設されると男性は靴に機能性を求めることが多くなり、次第にハイヒールは女性のものと見なされるようになったそうです。