【一分雑学】めでたいときに赤飯を食べるのはなぜ?
誕生日や節句、めでたいときに赤飯を食べる風習は全国的に見られます。
これは一体どういう理由なのでしょう?
めでたいときに赤飯を食べるのは・・・
結論から言うと、
神様へのお供え物だったものを自分たちも食べて運を分けていただこうという共食信仰
からです。
以下、少し説明を加えます。
1. 赤色の意味
赤飯の赤い色は、古来より邪気を払うと信じられてきました。
日本の伝統的な考え方では、赤色は魔除けや厄払いの色とされており、祝い事や重要な儀式の際に使われることが多いです。
赤飯に用いられる小豆の赤色が、邪気を払うとされ、特別な意味を持つとされています。
2. 供物としての歴史
赤飯の起源は、神様へのお供え物です。
現在食べられているのは白米ですが、その昔、稲作が始まったころに食べられていたのは『赤米』という赤い色をしたものだったそうです。
前項の通り、赤色は『邪気を払う』ものなので、葬式の厄払いや凶事の際に食べられていました。
それが、お祝いなど縁起のいいときにも食べられるようになったのは江戸時代頃と言われています。