【一分雑学】火縄銃の射程距離ってどれくらい?
飛び道具の主力が弓矢だった戦国時代に、射程距離と殺傷力を飛躍的に上げたのが火縄銃です。
火縄銃は1543(天文11)年に種子島に漂流したポルトガル船によってもたらされ、その後の合戦における戦術に革命をもたらしました。
ところで、当時の火縄銃って威力や射程距離ってどんなものだったのでしょう?
実際の火縄銃の威力は?
記録によると、火縄銃から放たれた鉛玉は約700メートルほど飛んだとされています。
ですが、有効な射程距離は100メートルから長くても200メートルくらいだったと考えられています。
火縄銃は戦術をどう変えたのか?
以下、箇条書きにしておきます。
- 武士同士の一騎打ちがなくなった
- 騎馬戦の減少(鉄砲に狙われるため)
- 足軽を主体とした集団戦が主流となった
- 山城への攻城戦が楽になった
この結果、他の領土への侵略が早まり、天下統一へ向かう推進力となったことは言うまでもありません。