【一分雑学】なぜキュウリの海苔巻きが『カッパ巻き』?
和食の代表格であり、今では世界中で食べられているものといえば『寿司』ですよね。
寿司と聞いてイメージしやすいのはシャリに魚の刺身を乗せたものですが、たまに頼みたくなるのが『海苔巻き』です。
ところで、この海苔巻きの中に、食材の名前ではない『カッパ巻き』というのがありますが、なぜこんな名前なんでしょう?
キュウリの海苔巻きが『カッパ巻き』になった理由
結論から言うと、
キュウリはカッパの大好物だから
ですが、カッパってなぜキュウリが好きなのでしょう?
カッパがキュウリを好きな理由
諸説ありますが、
- キュウリの名産地とされる岩手県の遠野に昔から河童が住んでいるという伝説があったことから
- 夏は水害が多く発生する季節なので、その時期に取れるキュウリを川に流してお供えする風習が各地にあったから
- 夏野菜は体を冷やす効果があることから、河童が陸に上がるときキュウリを体に巻きつけていたから
- キュウリの切り口が河童の頭に似ていることから
とされています。
ほとんどの説で、河童が実在する前提で話が進んでいることに、ちょっとクスっとする要素がありますね。
ちなみに、マグロの海苔巻きが『鉄火巻き』なのは、昔、『鉄火場』つまり賭博場で食べられていたので、そのような名前になったんだそうですよ。