コーヒーを入れるときの水、硬水と軟水どちらがいいの?
2016/11/10
普通に水道水を使って入れるのも悪くはありませんが、やはりコーヒーの旨さを大きく左右する水にもこだわりたいものですよね。
この記事では軟水と硬水のそれぞれで入れたときのコーヒーの特徴を紹介しています。
軟水と硬水
水は大きく分けて2種類あります。
一つは軟水で、これは日本などで多く飲まれているミネラル分の少ないもののことです。
飲みやすく、癖がないタイプだと言っても良いでしょう。
(これは飲み慣れていることもあると思いますが)
もう一つは硬水で、これはヨーロッパやアメリカで一般的なもので、ミネラル分が豊富に含まれています。
そのため、人によっては重いと感じる場合もありますが、ミネラルを摂取できるので美容やダイエットにも効果が期待できます。
WHO基準では
WHO(世界保健機関)の基準によると、硬度が120mg/l以下のものを『軟水』、120mg/l以上のものを『硬水』といいます。
わかりやすく言うと、カルシウムとマグネシウムが多く含まれる水が硬水になります。
コーヒーを飲むには
そのまま飲むにはどちらも利用することができますので、好みで選ぶべきですが、コーヒーを飲む場合も同じことです。
どちらを利用してもそれぞれの良さを感じることができます。
日本に多い軟水を使ったコーヒーの場合、カルシウムやマグネシウム分があまり含まれていないため、まろやかさを感じることができます。
つまり、飲みやすいということですね。
もう一つの特徴として、軟水で入れたコーヒーは酸味を感じやすいです。
一方、硬水で入れたコーヒーは苦味が強調されやすいです。
やはり好みで選ぶべし
勿論、これらの違いは使っている豆の種類が違うということが影響しているわけではありません。
同じ豆で、さらに同じ温度にして入れたとしても、使う水によって全く味が違うようになります。
コーヒー抽出液の99%が水ですから、当然の結果ですよね。
これに関しては好みがかなり関係してくるので、まろやかな味わいや酸味が強い方が好きな人と、苦い方が良いという人で使うべき水が変わってくると言って良いでしょう。
ですから、その日の気分によってどちらのタイプを選ぶかということを決めるのも一つの方法ですし、使う豆によって使い分けるという方法も良いと思います。
こればかりは色々と試してみて、ご自分の好みに合うものを探すといいかもしれませんね。
水道水はカルキ抜きをしよう
ちなみに、日本の水道水はミネラル分の少ない軟水ですが、場所によっては塩素が他の地域に比べて多めに含まれている場合も珍しくありません。
塩素自体は殺菌するために必要なのですが、それがあるかどうかでも全くコーヒーの味が変わります。
いつもの味ではどうも美味しくないと感じている場合は、一度沸騰させてカルキ抜きをすると良いでしょう。
水を一晩おけばカルキ抜きはできるのではないかと思うかもしれませんが、同時に酸素や二酸化炭素も抜けてしまうので、思っていたほど美味しくないと感じるかもしれません。
美味しいコーヒーを堪能したいと思ったら、日本の水道水を利用する場合はカルキ抜きをすると良いでしょう。
軟水のミネラルウオーター、硬水のミネラルウオーター
表記が変わることがありますので、参考までに。
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