【一分雑学】ボクシングで『シュッ』と声を出すのはなぜ?

2024年5月14日

結論から言うと、以下の3点です

①力を抜くため

②リズム感を出すため

③スタミナの消費を抑えるため

以下、掘り下げてみます。

①シュッと声を出すのは力を抜くため

最も大きな理由が、力を抜くためです。

素人考えだと、力を込めた方が攻撃力は高いように思えますが、それだと速いパンチは打てません。

当たらなければいくら強いパンチでも意味はありませんよね。

なので、息を抜いて脱力することで速いパンチを出そうとしているというわけです。

※ちなみに、ずっと脱力してるわけではなく、当たる瞬間に拳を握り、力を入れています

つまり、声を出すというより、正確には息を吐いているという方が正しいわけです。

②リズム感を出すため

ボクサーは普段の練習からテンポ、リズムを大事にしています。

縄跳びやパンチングボールなどでもリズム感を養っています。

連続でパンチを出すためにはスピードとリズムが大事なのは言うまでもありません。

③スタミナの消費を抑える

息を止めたままでいると無酸素運動になり、筋肉のエネルギー消費に必要な酸素供給が追いつかなくなります。

そうすると、血液中の乳酸が急激に増加し始め、疲労が溜まります。

それを防ぐために息を吐きます。

息を吐けば、その分吸いますから適度に呼吸ができるようになるというわけです。

 

関連記事

【一分雑学】なぜボクシングの『リング』は四角いのにリング(輪)?