【一分雑学】冬至にゆず湯、なぜ?
ゆずと言えば、『ゆず湯』のイメージが強いと思われる人がいると思います。
そのゆず湯といえば、『冬至』と自動的に結び付けがちですが、これはなぜだかご存知ですか?
冬至にゆず湯に入る習慣ってなぜ?
以下の4つの理由(説)があります。
①ゆずの香りと効能から
ゆずは強い香りを持ち、邪気を寄せ付けないと考えられています。また、ゆず湯には血行促進や風邪予防、美肌、リラックスなどの効果が期待されています。
②邪気払いと清めの意味
冬至は暦の上で最も昼の時間が短い日であり、寒さが厳しい時期です。この日にゆず湯に入ることで、体を温め、邪気を払い、厄を追い払うと信じられています。
③願掛けの意味
ゆずは実をつけるまで18年もかかる柑橘類であり、「長年の苦労が実るように」との願いを込めてゆず湯に入ることもあります。
④語呂合わせから
「ゆず=融通」から『融通が利くように』との願いをこめたから。
また、「冬至=湯治」をひっかけて寒い冬にお風呂で体調を整えようという意味もあったようです。
いずれにせよ、ゆず湯は寒い冬を元気に乗り越えるための入浴法として、現代でも大切にされています。