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コーヒー豆の保存方法で気をつけたい6つのこと

      2015/12/07

 

毎朝の日課、休憩時の気分転換などに美味しいコーヒーを飲みたいというのは、コーヒー好きなら誰でも考えることです。

美味しいコーヒーを飲むために最も重要なことは、コーヒー豆の鮮度です。

しかし、毎日新鮮な豆を手に入れることは難しいため、美味しく保存していく保存方法が大切となります。

保存方法のポイントをいくつかに分けて紹介します。

 

1. 焙煎した豆の状態での保存期間

まず、保存期間の話です。

最長でも2か月以内には全て消費してください。(理想は50日以内です)

それ以上は冷凍庫で保存していてもかなり劣化が進み、とても美味しく飲めるという状態ではありません。

 

2. 購入後は袋から出して分ける

コーヒー豆を購入されるときには袋で購入することが一般的です。

購入した店で、できるだけ小分け(100~200g)に包装してもらうのが理想ですが、特売品やネットでの注文の場合、なかなかそうはいきません。

ですから、そのときは、買ってきたらまずすぐに飲む分と、短期間で飲みきれる分と、長期で保存する分に分けてください。

 

 

3. 保存容器

基本的には、匂いのつかないガラス瓶や缶に保存してください。

すぐに飲む場合(夏季10日以内、冬季3週間以内)ならファスナー付きの密閉袋もいいかもしれません。

ですが、その場合は他の食品などの匂い移りに気をつけてください。

それぞれを小分けにしておくと、飲むときに便利です。

 

ここで注意すべきポイントは、それぞれの容器にできるだけ詰めることです。

これはなるべく空気に触れないようにする(酸化を防ぐ)ためです。

 

4. 保存場所

シールに保存した日にちを書いておき、貼っておくと経過日数がわかって便利です。

すぐに飲む場合

すぐに飲む場合(夏季10日以内、冬季3週間以内)であれば、冷暗所に保存してください。

 

短期保存

短期(1か月以内)で飲みきれる分の豆は、冷蔵庫(低温ケース)で保存してください。

 

長期保存

長期保存(1ヶ月~2ヶ月以内)する分の豆は冷凍庫で保存してください。

 



 

5. 保存時の注意

温度が10℃上がっただけで、酸化のスピードは倍になると言われています。

 

冷蔵庫で保存する場合

冷蔵庫で保存する場合、低温ケース(できれば8℃以内、15℃以上になると傷みやすい)にしてください。

しかし、長く冷蔵庫に入れておくと冷蔵庫の臭いが豆に移ってしまいます。

できるだけ匂いの強い食品と一緒に入れるのは避けた方が良いでしょう。

(どうしても匂い移りが気になる方は小分けにして冷凍庫に保存することをオススメします)

こういう理由で長期保存には向いていません。

 

冷凍庫で保存する場合

長期保存方法としては、最初に小分けするときに密閉容器に移し替えてから冷凍庫で保存することが理想的です。

また、解凍と冷凍を繰り返すのは良くないので、冷凍は1回までにしておきます。

冷凍した豆を使うときには、とくに解凍する必要は無く、凍ったままの豆を挽いても問題なありません。

 

また、冷蔵庫や冷凍庫で保存する場合、出したときに結露に気をつけることも重要です。

吸湿すると、コーヒーの味が急速に劣化しますので気をつけてください。

 

6. 保存時の注意 2

保存容器で保存した場合、深煎りのコーヒー豆は保存容器に油を付着してしまう可能性があります。

入れ替えるときにはその油をしっかり拭き取るようにすることが大切です。

鮮度のいい豆に入れ替えても、古く酸化した油が付いているとその油の匂いまで新しい豆についてしまいます。
 



 

豆が新鮮かどうか見分ける方法

豆の鮮度は見ただけではなかなかわかりません。

 

豆が新鮮であるかどうかは、ひいてみてお湯をかけることで分かります。

抽出するとき、新鮮なものはコーヒー粉が膨らみます。

これは、コーヒー豆にもともと含まれている炭酸ガスが放出されるためです。

 

まとめ

保存はあくまでも保存なため、コーヒー豆の美味しさ自体を一定に保つのではなく、豆を長持ちさせるだけのため美味しく飲みたい場合にはなるべく早く飲むことをおすすめします。

 

コーヒーを美味しく飲みたい、という場合、保存方法も大切ですが、まず新鮮な豆を手に入れることが重要となります。

素材が焙煎されてから時間が経ってしまっていてはどんな入れ方を工夫しても美味しいコーヒーを飲むのは難しいとされています。

 

しっかり保存することも大事ですが、購入する時には新鮮なコーヒーを意識して選び、なるべく早く飲み切ることを考えてください。

 


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