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コーヒー豆に含まれるクロロゲン酸の効果とは?

   

 

 

これまで身体に良くないとされていたコーヒーは、現在ではがん予防動脈硬化予防など身体に良い効果があるとされています。

そんな健康に良いといわれている成分のひとつにクロロゲン酸があります。

 

クロロゲン酸とは?

この成分はポリフェノールの一種であり、コーヒー豆から初めて単離されました。

クロロゲン酸はコーヒー豆に豊富に含まれており、共に豊富に含まれるカフェインと共にその成分は注目されています。

クロロゲン酸はコーヒー生豆に5~10%含まれており、カフェインより多く含まれていることがわかっています。

 

クロロゲン酸の主な効果

主に以下の4つの効果があります。

 

動脈硬化予防

ポリフェノールといえば動脈硬化を防ぐことから、この成分を多く含んだ赤ワインがブームにもなりました。

このポリフェノールの一種であるクロロゲン酸もその効果があります。

クロロゲン酸が体内に取り込まれると、動脈硬化予防に役立つ善玉コレステロールの働きを助けるからです。

 

抗酸化作用(アンチエイジング)

ポリフェノールのひとつであるクロロゲン酸には抗酸化作用があり、細胞の老化を防いでくれる働きをします。

クロロゲン酸が身体の老化原因とされる活性酸素を除去してくれるので、がん予防や生活習慣病にも有効といわれています。

 

脂肪蓄積抑制効果

クロロゲン酸は脂肪が蓄積されるのを抑制してくれます。

 

脂肪の貯蓄を抑えられる理由は、体内のミトコンドリアの脂肪燃焼率を促進させるからです。

脂肪は胃や十二指腸を通って小腸に入り、そこで分解されて体内の各組織へ送られるようになります。

ミトコンドリアにある酵素が脂肪をエネルギーに変換しますが、クロロゲン酸はこのミトコンドリアに脂質を取り込むことを促進させることから脂肪の燃焼率が高まるということです。

 

この燃焼作用は食事で取り入れた脂肪以外に、もともと身体にたまっていた脂肪にも効果があるとされており、そのためダイエット効果が期待されるということです。

ですので、メタボリック症候群につながりかねない脂肪肝を防ぐ効果も期待できます。


血糖値上昇を抑制

糖分の吸収を緩やかにするので、糖尿病の発症リスクを下げてくれます。

食事前にコーヒーを飲むのがオススメです。

 

クロロゲン酸含有量

コーヒー一杯(140cc)に約280mgのポリフェノール(クロロゲン酸)が含まれています。

これは同じ量の緑茶(140ccに約160mg)よりもかなり多いことがわかります。

 

コーヒー以外にクロロゲン酸を含む食物

コーヒー以外にもサツマイモやジャガイモなど私たちが普段から食べている食材にも含まれています。

現在ではサプリメントでも摂取が可能ですが、食事に取り入れて普段の食生活で健康的な身体作りをすることをおすすめします。

 

コーヒーの飲み過ぎには注意

身体に良い成分が入っているからと、コーヒーを飲みすぎないようにしてください。

お酒と同じで飲みすぎによる不眠症や消化性胃潰瘍の助長など身体の害につながることがあるため、適量で飲むことをおすすめします。

 

また、豆が焙煎不良など質が悪い場合でも効能も薄くなったり嗜好品としての香りやコクも失われてしまうため、質の良いものを選んで飲んでください。

これらのことを注意して普段の生活に身体に良い成分を取り入れるようにしましょう。

 

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